21688(2015年12月)「再測定 2 岩手県奥州市前沢地区 玄米(ひとめぼれ)2015年産」
21688(2015年12月)「再測定 2 岩手県奥州市前沢地区 玄米(ひとめぼれ)2015年産」
57252秒測定。検体重量、983g。
セシウム合計(Cs-137)、1.77±0.53Bq/kg。
検出下限値、 Cs-134、0.56 Bq/kg。 Cs-137、0.62 Bq/kg。
<コメント>岩手県奥州市でセシウムが検出されたのは、弊所で2件目です。Cs-137が、1.77Bq/kg検出です。ソフトの解析結果からは、Cs-134も含まれている可能性もあります。以下にソフトの解析結果を載せました。
この検体は、Cs-134も含まれている可能性が高いです。仮に含まれているとすると、下記のようになります。
測定日におけるCs-137とCs-134の比率は1:0.227です。
Cs-137=1.77
Cs-134=1.77×0.227=0.40
セシウム合計=2.17Bq/kg(参考値)
セシウム合計で、2.17Bq/kg含まれている可能性があります。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
「お米無料測定キャンペーン」対象検体。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。
安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜めの直線(黒)が引いてあります。この直線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の測定結果です。逆にセシウムが含まれている場合は、下のように赤の縦線(Cs-137のピークの位置)の下部が山になります。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>グラフの下を見て下さい。赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、赤い折れ線が交差する所が「山」になっています。
今回の場合は、Cs-137が含まれていますのでCs-137の縦線が「山」になっています。また、Cs-137の両側のCs-134も低い「山」になっていますので、Cs-134が含まれている可能性があります。
グラフ下の黒い折れ線は、ゲルマでセシウムが検出(セシウム合計=1.6Bq/kg)された検体のグラフ(http://fujimi-ru.info/21354_crosscheck/)です。黒と赤の折れ線グラフが同じように接している事から、赤の折れ線(福島県白河市の玄米)でも、Cs-134が含まれている可能性が高そうです。