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鉛遮蔽・放射線霧箱実験
ふじみーるのイベントで行われた「霧箱実験」をご覧下さい。
数ある市民測定所の中でも、目立たない、人気がない、人気(ひとけ)がない、ふじみーるです。
代表が二枚目?、かっこいい?、頭がいい???、人柄がいい?、なんてことは全くなくて、何処にでもいるような、いや、こんなやつは何処にもいないだろうという、私が責任者をやっています。
前置きはこの位にしまして、AT1320Aと言う測定器を持っている測定所の中でも、一番重い鉛遮蔽をしている所です。もしかしたら、もっと重い所があるかも知れませんので、ご存じの方は教えて下さい。もしあったら、私以上の変わり者と言う事で、ご挨拶にお伺いしたいと思います。鉛遮蔽を強化する事によって検出下限値が下がります。そして測定精度も上がります。
現在の遮蔽環境での測定精度は、ゲルマニウム測定器で測った、2.23±0.62のお米が、ふじみーるの測定器で測って、2.36±0.63Bq/Kgでした。前回が、2.23±0.62Bq/Kgですから、0.13Bq/Kg実際よりも多い数値です。パーセントにして、6%の誤差でした。かなり優秀だと思います。
現在の鉛遮蔽です。真ん中にある丸い部分が、測定器です。
測定器の足(3本)をはずして、鉄板の上に乗せています。鉄板の下には約400Kg位の鉛の桶があります。
測定器の周りを鉛のドーナッツで囲んでいきます。
測定器を全部囲んだ所です。
この上に鉄板を乗せます。
1個11,3kgの鉛ブロックを8枚乗せていきます。
鉛ブロックは、番号が書いてあります。(汚い字です。)
8枚乗せた所です。
この上に、ビニールの袋を2枚敷いて、丸い鉛板を乗せます。
丸い鉛板2枚目。1枚10kg位あります。
更にこの上に、銅板(20kg)を乗せます。これでやっと測定が出来ます。体力がないとふじみーるでは測定が出来ません。もっとも、こんな馬鹿な事をやっている測定所は他にはありません。「みんなの測定所・ふじみーる」の唯一の特徴です。→重すぎる鉛遮蔽。(たまに測定するのが嫌になります。(笑))
横から見た所です。
離れてみるとこんな感じです。寒いので電気毛布で暖めています。普通はこれを見て、測定器が入っていると思う人はいません。
測定する時には、右半分の鉛をはずして、蓋を開けます。
ふじみーる初期の遮蔽です。当時はこれで満足していたのですが。
ふじみーるの鉛遮蔽、2012年7月から12月の中旬まではこの状態で測定していました。下部の鉛の重量は、約100Kg位あります。
2012年7月、開所当時の遮蔽です。
直径20センチ、内径10センチ、高さ、30センチ、重量100キロ以上
遮蔽強化と思いまして、鉛のカバーを付けました。
以下、遮蔽容器の制作過程です。特に説明はしていませんが、ご覧になれば分かると思います。