27313-1(2017年7月)「110 にんべん つゆの素(103+104) 再濃縮 4692→1607g ㈱にんべん」
検体情報
検体ID :27313-1(2017年7月) 110
商品名 :にんべん つゆの素(103+104) 再濃縮
購入 :
製造 :㈱にんべん 静岡工場(NF1)+千葉工場(N14)
賞味期限 207.11.01
測定時間 65000秒
検体重量 4692→1607g(濃縮)
セシウム合計 検出下限値以下
検出下限値 (濃縮前換算)
Cs-134 0.12 Bq/kg
Cs-137 0.13Bq/kg
温度変化 31.4℃~31.6℃
BG取得時温度 29.0±0.1℃
<コメント>検出下限値以下です。
「にんべん つゆの素(3倍濃厚)」千葉工場分(濃縮済み)2→1Lと、静岡工場分(濃縮済み)2→1Lを混ぜて、合計4本分(4L)を1Lまで濃縮しました。検出下限値は、Cs-137=0.13Bq/kgでした。
今回は、90℃加熱だけではだめで、140℃でも加熱しました。加熱時間は、30時間位でしょうか?
初めての「4倍濃縮」だったので大変でした。めんつゆなどは、2倍濃縮が一番簡単そうです。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。アルファー線やベータ線は測定出来ません。安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜線(黒)が引いてあります。この斜線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、Cs-137が検出下限値以上含まれている可能性は低いです。
Cs-137の検出される領域です。真ん中の縦の緑線と右下がりの横線の交点に膨らみが無ければ検出下限値以上のCs-137が含まれている可能性は低いです。今回は、膨らみは見られませんので安心できそうです。
K-40が検出される領域です。下の赤線と黒線の山の頂点がずれていなければ、温度変化の少ない信頼の高い測定になります。また少し位ずれていても、Cs-137の数値に大きな影響はありません。
今回は、問題ありません。黒線が少し右にずれているのは、測定器のバックグラウンド時の温度(29.0℃)と、測定時の温度(31.4℃~31.6℃)が違うからです。
今回濃縮した「つゆの素」 これを4本分濃縮しました。
2L→1Lに濃縮した「つゆの素」を入れて測定した結果、測定容器の底部に結晶のような物が残りました。
2L→1Lに濃縮した「つゆの素」、それぞれ静岡工場と千葉工場分、二つを混ぜて更に加熱濃縮しました。ドロドロな感じで、90℃では水分が減らず140℃で加熱した結果、下の様になりました。中心から泡立ちどんどん大きくなります。
更に泡が大きくなり、ホットプレートからあふれ出しそうなので90℃に下げました。しかし、こんなに泡だって膨れるのは、何が入っているのだろうか?気になる所です。
皆さんも、「つゆの素」の加熱のし過ぎにご注意下さい・・・。
泡が収まって綺麗に黒光りしています。
半分位を測定容器に入れました。残ったのは、ドロドロした粒が混じったもの。これをスプーンで測定容器に入れます。
ドロドロ状のものを入れた測定容器。感じが分かるでしょうか?
測定容器に一杯入れました。これで1600gあります。
1720gと見えるのは、測定容器も含めての重さです。