26340-1(2014年4月)「53 椎茸 熊本熊本市西区産 原木・菌床使用 2064→369g(減容化)」
26340-1(2014年4月)「53 椎茸 熊本熊本市西区産 原木・菌床使用 2064→369g(減容化)」
65000秒測定。検体重量、369g。
セシウム合計、検出下限値以下。
検出下限値 Cs-134、0.27Bq/kg。 Cs-137、 0.30Bq/kg。
(減容化前換算)
測定時温度変化 24.9~24.8℃
<コメント>
検出下限値以下です。
加熱減容化により、検出下限値をCs-137=0.3Bq/kgまで下げることが出来ました。
熊本県熊本市西区原産の原木・菌床です。
約2kgの生シイタケを、ホットプレートで加熱(140度で約36時間)し369gまで乾燥させました。丁度1Lの測定容器に一杯になりました。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。アルファー線やベータ線は測定出来ません。安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜線(黒)が引いてあります。この斜線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、Cs-137が検出下限値以上含まれている可能性は低いです。
別のソフトを使った解析です。検出下限値以上のセシウムが含まれている可能性は低そうです。
測定開始時の検体温度です。24.8℃
65000秒測定時のセシウムが検出される領域のグラフ。
下の赤い波線がバックグラウンド(測定器に何も入れないで測定した状態)
上の黒い波線が測定時の状態。
真ん中の緑の縦線がCs-137の検出を判断する目安。
黒波線が緑縦線の所で上に盛り上がっていなければ(今回の場合は、ほぼ平行)検出下限値以上のセシウムが含まれている可能性は低いです。
K-40(カリウム)の検出される領域です。測定時に温度変化があると「山」が左右にずれます。また、測定器の検知部分の湿度が高い時もずれます。今回の温度変化は、24.8~24.8℃。変化無しでした。
セシウムからカリウムの領域グラフです。
全体の測定グラフです。
椎茸5袋
色々な大きさです。
石突きごと細かく切りました。
ホットプレートへ。量が多いので2回に分けて加熱。
干し椎茸状態
フードプロセッサーで2段階粉砕。
粉砕しました。粉状とまでは行きません。
測定容器に詰めた所。やっと測定出来ます。