22774-1(2016年2月)「再測定 岩手県奥州市前沢 りんご 濃縮 1901→937g」
22774-1(2016年2月)「再測定 岩手県奥州市前沢 りんご 濃縮 1901→937g」
65000秒測定。検体重量、937g。
セシウム合計、検出下限値以下(参考)
検出下限値以下に微量のセシウムが存在する可能性があるかも知れません。
検出下限値、 Cs-134、0.28 Bq/kg。 Cs-137、0.31 Bq/kg。
(濃縮前換算)
<コメント>岩手県奥州市前沢区、「りんご」です。同じ前沢区からは、2015年2月測定の玄米から、「Cs-137が0.6±0.2Bq/kg検出」されています。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
測定結果は、Cs-137の「放射能濃度欄」が空白なので、通常は「検出下限値以下も低そう」と思うのですが、セシウムの検出される部分に「微妙な膨らみ」があります。再測定しても「微妙な膨らみ」は消えません。ソフトで解析すると「怪しそう」と言う結論になりました。
過去の同じような測定結果から、「放射能濃度欄」が空白であっても、セシウムが含まれている可能性がある事が分かっています。
以下に、2回の測定結果と・ソフトの解析結果・「ゲルマでCs-137が0.6Bq/kg検出された玄米」の結果を載せます。
測定結果、1回目「検出下限値以下」です。
2回目と比べてみて下さい。同じ検体を同じ時間測定しても、結果は微妙に違います。
ご参考のために「微妙な膨らみ」の部分を拡大しました。薄い線(バックグラウンド)と濃い線(測定結果)の間が、僅かに膨らんでいます。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜めの直線(黒)が引いてあります。この直線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、赤い縦線と黒い斜線の交点に僅かですが膨らみが見られます。
過去に同じような検体をゲルマに出した結果から推定すると、検出下限値以下のセシウムが存在する可能性があるかも知れません。
測定結果2回目 「検出下限値以下」です。
同じ検体を同じ時間測定しても、結果は微妙に違います。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜めの直線(黒)が引いてあります。この直線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、赤い縦線と黒い斜線の交点に僅かですが膨らみが見られます。1回目の解析結果と多少違いますが、赤い縦線(Cs-137のピーク)の位置(109Ch)は合っています。
過去に同じような検体をゲルマに出した結果から推定すると、検出下限値以下のセシウムが存在する可能性があるかも知れません。
ご参考までにゲルマで「セシウム137=0.6±0.2Bq/kg」 検出された玄米をご覧下さい。今回のりんごは、こちらの玄米と同じようなスペクトルです。検出下限値以下のCs-137が含まれている可能性があるかも知れません。
18758-2(2015年2月)「岩手県奥州市前沢区_ひとめぼれ_玄米_2014年産」
りんご6個、1901g
この位に切って
フードプロセッサーで粉砕。
ペースト状に
ホットプレートへ。
加熱するとこんな感じです。マリネリに詰めて測定です。90度で10時間加熱。加熱しすぎると体積が減るので要注意です。