22700-1(2016年1月)「再測定3 小岩井 牛乳100%ヨーグルト 15.12.24 KIW NO4 濃縮 8800→866→714g 小岩井乳業㈱」
22700-1(2016年1月)「再測定3 小岩井 牛乳100%ヨーグルト 15.12.24 KIW NO4 濃縮 8800→866→714g 小岩井乳業㈱」
65000秒測定。検体重量、714g。
セシウム合計、検出下限値以下。
検出下限値、 Cs-134、0.075 Bq/kg。 Cs-137、0.084 Bq/kg。
(濃縮前換算)
<コメント>検出下限値以下です。
小岩井乳業の「牛乳100%ヨーグルト 15.12.24 KIW NO4」を約10分の1に濃縮( 8800→866→714g)してみました。
注:(8800gのヨーグルトを866gまで濃縮しましたが、マリネリに入りきらないので714gだけ測定しました。)
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。アルファー線やベータ線は測定出来ません。安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
参考測定結果 18431-1(2014年11月)「小岩井農場3.7牛乳 濃縮 3075→1151g 岩手県雫石町 小岩井乳業㈱」
<ご支援のお願いです>ふじみーるの測定活動は、みなさまの「測定ご依頼」や「ご寄付・ご支援」で成り立っています。ご参考になる測定結果がありましたら「ご支援」よろしくお願いいたします。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜線(黒)が引いてあります。この斜線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、Cs-137が検出下限値以上含まれている可能性は低いです。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>グラフの下を見て下さい。赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、赤い折れ線が交差する所が「微妙な山」になっています。赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と交差する線が「平行」か「谷」ならば、Cs-137は含まれていない可能性が高いです。
今回の場合は、Cs-137の縦線が「微妙な山」になっています。可能性は低いですが、検出下限値以下で、微量のCs-137が存在するかも知れません。
解析結果1 K-40の右側のスペクトルをを省略しています。グラフが拡大されて少し見やすくなります。
予備知識=赤線(バックグラウンド=測定器に何も入れにで測定した状態)黒線(測定器に検体を入れて測定した状態)
真ん中の緑の線3本と黒い横波線の交点に膨らみが無ければセシウムが含まれている可能性は低くなります。右側のK-40(カリウム)は、黒線が赤線よりも大きく膨らんでいますので多量のカリウム(約10倍に濃縮した結果)が含まれています。K-40は、天然の放射性物質で人体に影響はありません。
解析結果2 セシウムの領域だけ拡大。3本の真ん中の緑線がCs-137(セシウム137)両側の緑線がCs-134(セシウム134)
Cs-137が検出されないとCs-134は絶対に検出されないので、一番初めに、Cs-137が検出されていないか見ます。黒線の膨らみが出ていないので、Cs-137はセシウムが含まれていたとしても「検出下限値以下」なのが分かります。また、検出下限値以下のセシウムが含まれている場合は、「放射能濃度欄」にはなにも表示されなくても、「膨らみ」が見られる場合があります。こう言う場合は、再測定したりゲルマ測定に出したりします。
今回の場合は、Cs-137の付近に「微妙な膨らみ」が有りそうでが、検出下限値以上のセシウムが含まれている可能性は低そうです。
解析結果3 K-40(カリウム)の領域を拡大しました。カリウムは殆どの食品などに含まれます。今回は「433Bq/kg」ほど検出されました。
K-40の領域を確認するのは、「安定した測定状態」を見るためです。赤線と黒線の「山の一番高い部分=ピーク」が緑の縦線で貫かれていると一番良い状態です。今回の場合は、僅かにピークが「2Ch」程高い方にずれています。この程度でしたら充分合格ラインです。
「ピーク位置のずれ」が少ないと「測定時の温度変化」が少ない事の証明になります。その結果「検出数値」の信頼性も増します。
「ピークずれ」の原因として一番大きいのは、バックグランド取得時と測定時の温度変化だと思います。ふじみーるでは、ご指摘を頂きまして「デジタルサーモ」を導入致しました。現状の温度変化は、「24.3±0.5℃」以内に抑えています。
今回はヨーグルトを10倍くらいに濃縮したので、カリウムの大きな山が出来ています。
初めは、5個位のつもりでしたが・・・最終的に22個に。このヨーグルトは、200円位しました。
初めは、この程度(10個)だったのですが・・・
一度に4個ずつ加熱します。
まだヨーグルトだと分かりますが・・・
これだと何だか分からないのでは・・・
1回では水分が抜けきらないので、フードプロセッサーで粉砕してホットプレートへ
粉砕後、再加熱。
ヨーグルトとは、似ても似つかない黒色に・・・
最後には、黒くなったヨーグルトを再粉砕してやっと測定出来ます。