19876-1(2015年8月)「岡山市北区八坂西バイパスカーブ部 土砂(主に砂)」
19876-1(2015年8月)「岡山市北区八坂西バイパスカーブ部 土砂(主に砂)」
57455秒測定。検体重量、1265g。
セシウム合計、1.0±0.2Bq/kg。(補正値)。
検出下限値、 Cs-134、0.44Bq/kg。 Cs-137、0.49Bq/kg。
低線量(100Bq/kg以下)の土壌測定は、ふじみーるの測定器では正確な数値は出せません。天然核種のビスマスをセシウムと間違えてカウントするために、実際よりも高く表示されます。
それを補正するため、ゲルマ測定のデータを参考にして独自の「補正値」を用いて、ゲルマ測定時に近い数値を求めています。
計算式
Cs-137=Cs-137(6.22)×0.17(Cs-137の数値(6.22)に対応した定数)=1.0
Cs-134=Cs-137(計算によって求めた数値=1.0)×(測定日におけるCs-137に対するCs-134の比率=0.25)=0.25以下(仮に含まれていた場合の数値)
<コメント>和歌山県の土をゲルマで測定した時の数値から推定しました。Cs-137が1.0Bq/kg程度ですので、大気圏核実験の名残だと思います。Cs-134は、含まれていないと考えられます。確率は少ないですが、最大でもCs-137が2倍程度含まれている場合も考えられます。
道路の堆積物(土砂など)からは、関東などの場合高い数値(数千から数万Bq/kg)が出ます。岡山でも、汚染地の車が多く通ればもしかすると土砂などが汚染されると考え測定しました。結果からは、その心配は殆どありませんでした。
*上記の数値は推定値です。数倍(但しCs-137の測定値は超えない)多い場合もあり得ます。
この道路の陸橋の下、左カーブの所から採取しました。
マリネリに入れた状態です。危険を避けるため、表面は霧吹きで水分を軽く掛けています。濡れているのは表面だけです。乾いた砂状の堆積物です。