27705-1(2017年9月)「135 もも(あかつき) (濃縮6213→975g) 福島県産」
検体情報
検体ID :27705-1(2017年9月) 135
商品名 :もも(あかつき) 福島県産
購入 :ディオ庭瀬店(岡山市北区)
製造 :
販売 :
賞味期限 :
測定時間 :65000秒
検体重量 :(濃縮6213→975g)g
セシウム137 0.95±0.49Bq/kg
(濃縮前換算) 0.15±0.07Bq/kg
検出下限値(計算値)
Cs-134 0.08 Bq/kg
Cs-137 0.08Bq/kg
温度変化 28.6℃~28.9℃
BG取得時温度 29.0±0.1℃
———————————————————————————————————–
ゲルマ測定結果 検出下限値
セシウム137 2.83±0.11Bq/kg 0.15 Bq/kg
セシウム134 0.32±0.06Bq/kg 0.15 Bq/kg
測定日(2017/9/4)におけるCs-137とCs-134の比率は
Cs-137:Cs-134=1:0.1317
セシウム134の数値を求めると 2.83×0.1317=0.372Bq/kg程度
この結果から、セシウム134とセシウム137は、福島原発事故の影響だと分かります。
<コメント>濃縮しないで測定した時には、検出できませんでした。6.2kgのももを、975gまで加熱濃縮する事によって検出できました。ホットプレートで140℃30時間超加熱。
検出下限値は、濃縮によって0.08Bq/kg程度になりました。
測定器の性能を確認するため、ゲルマ測定(新宿代々木市民測定所さん)に出しました。
測定結果から、原発事故が無ければセシウムに汚染されることは無かった事が分かります。
ふじみーるの測定結果は、ゲルマの測定値の三分の一でした。
今回は誤差が大きかったです。原因は、検体が均一に濃縮できなかったのが影響しているかも知れません。今後も測定の信頼性を高めるために努力致します。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。アルファー線やベータ線は測定出来ません。安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
濃縮しないで測定した時の結果です。
27594(2017年8月)「129 もも(あかつき) 福島県産 岡山市北区 ディオ庭瀬店購入」
ゲルマの測定結果です。
ふじみーるの測定結果です。
注釈 「放射能測定結果」下部の「スペクトル解析結果」欄に、鉛(Pb-214)・Bi-214(ビスマス)・アクチニウム(Ac-228)などが「検出」されることがありますが、これらは、天然の放射性核種で、半減期も0.5~6.1時間程度です。同じ検体を、数日間放置すると検出されなくなります。
・ヨウ素(I-131)と表示されることもありますが、誤検出です。福島原発の現状から考えると、ヨウ素が食品などから検出される可能性は、かなり低いと考えられます。
Cs-137の検出される領域、ソフトの解析結果です。
Cs-137の検出される領域です。
K-40が検出される領域です。
福島県産 もも 32個
ホットプレートに入れました。
ドロドロの状態です。
更に加熱
測定容器に詰めた所です。1Lには足りなかったです。0.8L超くらい。