25811(2017年2月)「26 再測定2 千葉県八街市 落花生(千葉半立)粉砕 200g 賞味期限 17.4.17」
25811(2017年2月)「26 再測定2 千葉県八街市 落花生・ピーナッツ(千葉半立)粉砕 200g 賞味期限 17.4.17」
65000秒測定。検体重量、763g。
セシウム合計(参考値)、1.17±0.57Bq/kg。
検出下限値、 Cs-134、0.70 Bq/kg。 Cs-137、0.78 Bq/kg。
ゲルマ測定 Cs-137=0.98±0.07Bq/kg 検出下限値 0.14Bq/kg
<コメント>ゲルマの測定結果を追加しました。Cs-137=0.98Bq/kg含まれていました。Cs-134は検出下限値以下(0.14Bq/kg)ですが、含まれている可能性もあります。
計算上では、ゲルマ測定時のセシウムの存在比は
Cs-137:Cs-134=1:0.1266
検出されたCs-137が全て東京電力福島原発事故の影響と考えると、
Cs-134=0.98×0.1266=0.1240
ゲルマの検出下限値が
Cs-134=0.14Bq/kg なので、例え原発事故由来のCs-134が含まれていても分かりません。(2017/11/12)
参考値ですが、Cs-137=1.17±0.57Bq/kgの検出です。
同じ検体の測定結果を二つ載せました。
測定時は、時間ごとにセシウムが「検出」になったり、ピーク検出「P」になったりします。通常、65000秒測定時の測定結果を公表していますが、今回は、途中の結果も公表します。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
*ソフトの解析を載せています。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。アルファー線やベータ線は測定出来ません。安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
1枚目の測定結果は、65000秒測定時。
「セシウム合計」欄に数値が出ています。
測定結果の下の欄「スペクトル解析結果」には、検出核種(サーチドピーク)がK40(カリウム)だけです。
ソフトの解析結果からは、Cs-137が検出されていません。
ピーク検出「P」の表記が出ると「検出」の可能性が高くなります。
ピーク検出が出ていないので、スペクトルや解析ソフトを使った分析を行って、「検出」の有無を判断します。
検出時の「統計誤差」が50%以下の場合は、「検出」の可能性が高いです。50%を越えたり、例え100%を越えていても、Cs-137の「放射能濃度」欄が空白の場合でも、スペクトルの変化や他のソフトを使って怪しさが分かる場合もあります。
2枚目の測定結果
同じ検体の測定途中結果です。46861秒測定時の結果です。1枚目の測定結果と違って、Cs-137の「ピーク検出」欄には「P」の表記があります。
更に下の「スペクトル解析結果」欄(右上部)にも、Cs-137が「検出」になっています。検出数値が検出下限値に近いとこう言う事が起こりやすいです。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜線(黒)が引いてあります。この斜線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、「赤い縦線下の隙間」が殆ど無いですが、測定結果ではCs-137が検出下限値以上含まれています。
1枚目の測定結果の解析
2枚目の測定結果の解析
「赤い縦線下の隙間」が無く、逆に上に膨らんでいます。この様な解析結果だと、ピーク検出「P」の表記になります。Cs-137が含まれている事になります。
別のソフト解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>グラフの下を見て下さい。赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、赤い折れ線が交差する所が「山」になっています。
今回の場合は、Cs-137が含まれている可能性が高いです。
ゲルマの測定結果です。(新宿代々木市民測定所様)
千葉県八街市 落花生(千葉半立)粉砕 200g 賞味期限 17.4.17」
美味しそうです・・・
皮付きのまま粉砕しました。