22853(2016年2月)「再測定 九州産小麦使用 強力粉 九州のめぐみ 600g 熊本製粉㈱熊本市西区」
22853(2016年2月)「再測定 九州産小麦使用 強力粉 九州のめぐみ 600g 熊本製粉㈱熊本市西区」
65000秒測定。検体重量、707g。
セシウム合計、検出下限値以下。
検出下限値、 Cs-134、0.77 Bq/kg。 Cs-137、0.86 Bq/kg。
<コメント>検出下限値以下です。
熊本製粉、「九州産小麦使用 強力粉 九州のめぐみ(600g小袋)」を念のため自主測定してみました。汚染されていない検体を測定する事で、汚染されているかも知れない検体を測定した時との違いが分かります。
今回の強力粉と変わらないスペクトルであれば、汚染の可能性は低い事になります。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。アルファー線やベータ線は測定出来ません。安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
参考結果 18758-2「岩手県奥州市前沢区_ひとめぼれ_玄米_2014年産」
22845(2016年2月)「再測定 桜花塩漬(通常品)国産(桜の花)17.02.01(有)野村商店 静岡県沼津市」
測定結果1 上の結果と大体同じですが、K-40の右側のスペクトルをを省略しています。グラフが拡大されて少し見やすくなります。
予備知識=赤線(バックグラウンド=測定器に何も入れにで測定した状態)黒線(測定器に検体を入れて測定した状態)
真ん中の緑の線3本に膨らみが無ければセシウムが含まれている可能性は低くなります。右側のK-40(カリウム)は、少し黒線が赤線よりも膨らんでいますのでカリウムは含まれています。K-40は、天然の放射性物質で人体に影響はありません。
測定結果2 セシウムの領域だけ拡大。3本の真ん中の緑線がCs-137(セシウム137)両側の緑線がCs-134(セシウム134)
Cs-137が検出されないとCs-134は絶対に検出されないので、一番初めに、Cs-137が検出されていないか見ます。黒線の膨らみが出ていないので、Cs-137はセシウムが含まれていたとしても「検出下限値以下」なのが分かります。また、検出下限値以下のセシウムが含まれている場合は、「放射能濃度欄」にはなにも表示されなくても、「膨らみ」が見られる場合があります。こう言う場合は、再測定したりゲルマ測定に出したりします。
今回の場合は、Cs-137の付近に「微妙な膨らみ」が見られないので、検出下限値以下も低そうです。
測定結果3 K-40(カリウム)の領域を拡大しました。カリウムは殆どの食品などに含まれるため、「30.6Bq/kg」ほど検出されました。
K-40の領域を確認するのは、「安定した測定状態」を見るためです。赤線と黒線の「山の一番高い部分=ピーク」が緑の縦線で貫かれていると一番良い状態です。今回の場合は、僅かにピークが「1Ch」程低い方にずれています。この程度でしたら充分合格ラインです。
「ピーク位置のずれ」が少ないと「測定時の温度変化」が少ない事の証明になります。その結果「検出数値」の信頼性も増します。
「ピークずれ」の原因として一番大きいのは、バックグランド取得時と測定時の温度変化だと思います。ふじみーるでは、ご指摘を頂きまして「デジタルサーモ」を導入致しました。現状の温度変化は、「24.3±0.5℃」以内に抑えています。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜線(黒)が引いてあります。この斜線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、Cs-137が検出下限値以上含まれている可能性は低いです。
こんなパッケージです。
パッケージの裏です。
賞味期限、2017.01.13
マリネリに詰めました。