21659-1(2015年12月)「おいしい朝3.6牛乳 5000→676 濃縮(粉末状 )岡山市 オハヨー乳業 2015.12.10」
21659-1(2015年12月)「おいしい朝3.6牛乳 5000→676 濃縮(粉末状 )岡山市 オハヨー乳業 2015.12.10」
65000秒測定。検体重量、676g。
セシウム合計、検出下限値以下。
検出下限値、 Cs-134、0.11 Bq/kg。 Cs-137、0.12 Bq/kg。
(濃縮前に換算)
<コメント>検出下限値以下です。下限値以下も低そうです。以下にソフトの解析結果を載せました。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。アルファー線やベータ線は測定出来ません。安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
牛乳の「濃縮実験」をしてみました。測定器の性能UPは限界ですが、「濃縮測定」する事によって「検出下限値」は下げられます。
5L→1Lへ「加熱濃縮」してみました。
これが以外や以外。表面に薄い膜が出来るのは分かっていましたが、5Lも加熱すると、固形物がたっぷりとできます。プーンと「粉ミルク」の匂いが・・・「粉ミルク」は牛乳から作るんだ・・・今頃気づきました。
濃縮過程ですが、ホットプレートは中央だけが円形に四隅よりも余分に加熱されます。そのせいか、中心に10㎝位の円形の「半熟卵焼き」の様なものができます。水分が抜けていくと全体的に「半熟卵焼き」状態。ここまでは、水分が飛び跳ねるのを防止するため90度の加熱。1回に2Lづつ、10時間加熱。これを5L分処理します。更に「半熟卵焼き」を140~160度で、10時間位加熱。これでカリカリになります。フードプロセッサーで粉砕するために、「金切りばさみ」で細かく切ります。フードプロセッサーでは、二段階粉砕で粒子を小さくします。これでやっと測定出来ます。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜めの直線(黒)が引いてあります。この直線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、Cs-137が検出下限値以上含まれている可能性は低いです。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>グラフの下を見て下さい。赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、赤い折れ線が交差する所が「平」になっています。(Cs-137が含まれていると「山」になります。)
今回の場合は、Cs-137が含まれていない可能性が高いので、Cs-137の縦線と、交差する赤い折れ線が「平」になっています。
岡山県の牛乳です。
ホットプレートに2Lづつ入れて「90度加熱・10時間」
薄い膜が出来てきます。中央に円形に見えるのは、ホットプレートの「加熱部」
中央に「半熟卵焼き」みたいなのが出来ます。ミルクの匂い・・・当たり前ですが・・・
2Lを「90度・10時間加熱」した所
140~160度で「焼き上げ?」ます。
カリカリになるまで焼いて、フードプロセッサーで粉砕。
二段階粉砕。
やっと測定出来ます。5日くらい掛かりました。