24598-1(2016年11月)「再々測定 八ヶ岳野辺山高原 ジャージー牛乳 3095→969g BJE 16.11.4 長野県南佐久郡南牧村 ㈱ヤツレン」
24598-1(2016年11月)「再々測定 八ヶ岳野辺山高原 ジャージー牛乳 3095→969g BJE 16.11.4 長野県南佐久郡南牧村 ㈱ヤツレン」
65000秒測定。検体重量、969g。
セシウム合計、検出下限値以下。
検出下限値、Cs-134、0.17Bq/kg。Cs-137、0.19Bq/kg。
(濃縮前換算)
測定時の温度変化 23.9~24.6℃
<コメント>牛乳を3倍に「濃縮測定」してみました。
3Lから約1Lまで、ホットプレートで90℃加熱しました。約15時間の加熱でした。牛乳は加熱すると、タンパク質が固まります。これが、半熟卵焼きのような状態になります。今回は、1Lの嵩に拘ったので、半分以上が卵焼きのような状態でした。検体は、半分が液体の牛乳、残りの半分が固形物でした。
*本来は、均等に撹拌して測定するのですが、敢えてこのまま測定してみました。撹拌して測定しても大きな測定結果の違いは無いと考えます。
ソフトの解析結果も載せました。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。
安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
参考資料 セシウムの出る領域を拡大して見ました。
下の赤線(バックグラウンド・測定器に何も入れない状態)と上の黒線(測定器に検体を入れた状態)が平行ならば、検出下限値以上のセシウムが含まれている可能性は低いです。今回の場合は、ほぼ並行です。
参考資料 カリウムの出る領域を拡大して見ました。
下の赤線(バックグラウンド・測定器に何も入れない状態)と上の黒線(測定器に検体を入れた状態)で、「ピーク」の位置がずれていなければ、測定時の温度変化は低いです。測定時の温度管理の信頼性が確認出来ます。(多少の温度変化は、解析ソフトがカバーしてくれます。)
参考資料 セシウム~カリウムの出る領域を拡大して見ました。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜線(黒)が引いてあります。この斜線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、Cs-137が検出下限値以上含まれている可能性は低いです。
膜を集めるとこんな感じになります。
半熟の卵焼き?状態
長時間加熱するとこんな感じにもなります。水分が殆ど無いです。
この状態で測定しました。