22951-1(2016年2月)「再測定 白菜 群馬県産 濃縮 9126→710g 岡山市北区 ラ・ムー 大安寺店購入」
22951-1(2016年2月)「再測定 白菜 群馬県産 濃縮 9126→710g 岡山市北区 ラ・ムー 大安寺店購入」
65000秒測定。検体重量、710g。
セシウム合計、検出下限値以下。
検出下限値、 Cs-134、0.059 Bq/kg。 Cs-137、 0.067Bq/kg。
(濃縮前換算)
<コメント>検出下限値以下です。
「群馬県産 白菜」自主測定してみました。偶々買い物をして見つけた「お値打ち品」、半分で「40円」。これは測定するしかない!と言う事で、残り6個を買い占めてきました。今回は、「検体費・240円」。電気代の方が高いくらいでした。
9126→710g。約13分の1位になりました。
*参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。アルファー線やベータ線は測定出来ません。安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
参考測定結果 4018(2013年3月)「群馬県安中市 家庭菜園 白菜 (参考値)」(Cs-137が1.1Bq/kg(参考)検出されました。)
<ご支援のお願いです>ふじみーるの測定活動は、みなさまの「測定ご依頼」や「ご寄付・ご支援」で成り立っています。ご参考になる測定結果がありましたら「ご支援」よろしくお願いいたします。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜線(黒)が引いてあります。この斜線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、Cs-137が検出下限値以上含まれている可能性は低いです。
解析結果1 K-40の右側のスペクトルをを省略しています。グラフが拡大されて少し見やすくなります。
予備知識=赤線(バックグラウンド=測定器に何も入れにで測定した状態)黒線(測定器に検体を入れて測定した状態)
真ん中の緑の線3本と黒い横波線の交点に膨らみが無ければセシウムが含まれている可能性は低くなります。右側のK-40(カリウム)は、黒線が赤線よりも大きく膨らんでいますので多量のカリウム(約13倍に濃縮した結果)が含まれています。K-40は、天然の放射性物質で人体に影響はありません。
解析結果2 セシウムの領域だけ拡大。3本の真ん中の緑線がCs-137(セシウム137)両側の緑線がCs-134(セシウム134)
Cs-137が検出されないとCs-134は絶対に検出されないので、一番初めに、Cs-137が検出されていないか見ます。黒線の膨らみが出ていないので、Cs-137はセシウムが含まれていたとしても「検出下限値以下」なのが分かります。また、検出下限値以下のセシウムが含まれている場合は、「放射能濃度欄」にはなにも表示されなくても、「膨らみ」が見られる場合があります。こう言う場合は、再測定したりゲルマ測定に出したりします。
今回の場合は、Cs-137の付近に「微妙な膨らみ」が見られないので、検出下限値以下も低そうです。
解析結果3 K-40(カリウム)の領域を拡大しました。カリウムは殆どの食品などに含まれます。今回は「833Bq/kg」ほど検出されました。
K-40の領域を確認するのは、「安定した測定状態」を見るためです。赤線と黒線の「山の一番高い部分=ピーク」が緑の縦線で貫かれていると一番良い状態です。今回の場合は、僅かにピークが「1Ch」程高い方にずれています。この程度でしたら充分合格ラインです。
「ピーク位置のずれ」が少ないと「測定時の温度変化」が少ない事の証明になります。その結果「検出数値」の信頼性も増します。
「ピークずれ」の原因として一番大きいのは、バックグランド取得時と測定時の温度変化だと思います。ふじみーるでは、ご指摘を頂きまして「デジタルサーモ」を導入致しました。現状の温度変化は、「24.3±0.5℃」以内に抑えています。
今回は白菜を13倍くらいに濃縮したので、カリウムの大きな山が出来ています。
1個40円。6個買いました。
群馬県産ですが、詳細な地域は分かりません。
夜の作業でしたので、ワードプロセッサーは使わず(音がするため)ざく切りにしてホットプレートへ。
翌日は、フードプロセッサーで粉砕した白菜を追加。
たくわんの様な匂いがするようです。
まだまだ水分は飛ばせそうですが、測定するには容積で1Lが一番良いのでこの辺で終了。今までで一番濃縮率が高かったです。
マリネリに入れた状態。拡大しました。