21796(2015年12月)「岡山県岡山市北区津島 掃除機ゴミパック」
21796(2015年12月)「岡山県岡山市北区津島 掃除機ゴミパック」
30556秒測定。検体重量、70g。
セシウム合計、検出下限値以下。
検出下限値、 Cs-134、10.7 Bq/kg。 Cs-137、11.7 Bq/kg。
<コメント>検出下限値以下です。下限値以下も低そうです。以下にソフトの解析結果を載せました。
岡山県岡山市北区の掃除機ゴミパックです。念のための測定でした。やはり関東などのゴミパックとは明らかに違います。下のスペクトルグラフを見て頂くと分かりますが、「薄い線」と「濃い線」が殆ど重なっています。こう言う場合は、セシウムは殆ど含まれていません。
こちらと比べて頂くと、違いが分かります。
21546(2015年11月)「再測定 福島県 綿ゴミ ゲルマで 9~13Bq/kg 検出」
参考資料 こちらの「測定結果の見方」もご覧下さい。
「ふじみーる」で測定出来るのは、ガンマー線だけです。
安全性は、他の情報も御参考になさって、総合的にご判断して下さい。
ソフトの解析結果です。測定者が測定結果を見る時に良く参考にします。
<見方>赤の縦線(Cs-137のピークの位置)と、上が斜め右肩下がりになった赤い四角形の一番上に、斜めの直線(黒)が引いてあります。この直線と赤い四角形の上部の隙間があれば、セシウムは含まれてい無い可能性が高いです。特に赤い縦線下の隙間が大きいと安心です。
今回の場合は、赤い縦線(Cs-137のピークの位置)の部分が「平」になっていますので、検出下限値以上のCs-137が含まれている可能性は低いです。
掃除機ゴミパック本体です。全体で約100gほど。
ゴミパックの上のボール紙部分を外します。
ボール紙の重さを測ります。(ゴミの重量だけを計算するた)
ゴミパックの表面の部分を八方に切ります。
綿ゴミの部分を10カ所位切ります。こうする事でマリネリに入りやすくなります。切る時に使うのが「金切りバサミ」薄い金属などを切るのに使う物ですが、綿ゴミを切るのにも威力を発揮します。初めは「裁ちバサミ」を使いましたが、かなり力が必要で「金切りバサミ」ほど気持ちよく切れないのです。右に見えているのが、「金切りバサミ」。
ちょっと拡大して見ました。
逆さまにしてマリネリ容器に入れます。こうする事で埃などの飛散を防げます。
注:ふじみーるで汚染物(土壌・掃除機ゴミパック)を測定する時には、マリネリに4枚のビニール袋を使います。これはなるべく汚染を広げないために・作業をしやすくするために使います。1枚ずつ外していき、最後はマリネリの1枚だけになります。
3分の1位入れている所です。
全体を平均に入るように気を使いながら入れました。
実は、このマリネリには「筒状の薄いビニール袋」が掛かっています。
筒状のビニール袋を取っている所。(写真だけでは説明しずらいですが。)
これが、筒状のビニール袋です。これを取ると素手で作業できます。つまり、汚染防止用の筒状のビニール袋です。
更にもう1枚ビニール袋が・・・マリネリの縁の辺りを素手で切ります。
グルッと一周切ります。
ビニール袋の上の部分は、マリネリの上に丸めます。
この状態で、重さ測定。合計217g。
下の袋を取れば、汚染の心配が無いので測定室内で作業できます。上の丸めたビニールの端をセロテープで止めます。
測定器を汚さないために厚いビニール袋をかぶせ、ゴムで止めます。
横から見た状態。これでやっと測定出来ます。
測定器に入れる直前にマリネリの外側を包んでいるビニール袋を手で切って外します。写真はまだビニール袋が付いている状態。これだと測定前でも棚などに置いておけます。一時的保存に便利です。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。