12137-1(2014年2月)「埼玉県川越市 A幼稚園 砂場の砂 0~2㎝ ゲルマと比較」
12137-1(2014年2月)「埼玉県川越市 A幼稚園 砂場の砂 0~2㎝ ゲルマと比較」
3390秒測定。検体重量、1383g。
セシウム合計 ふじみーる 50.0±7.70 Bq/kg
セシウム合計 ゲルマ 29.4±1.3 Bq/kg
検出下限値、 Cs-134、1.24 Bq/kg。 Cs-137、1/38 Bq/kg。
<コメント>「埼玉県川越市 A幼稚園 砂場の砂」をゲルマでクロスチェックしました。
結果は、
ふじみーる ゲルマ
Cs-137=28.2±6.2 20.4±0.7
Cs-134=21.8±4.7 9.0±0.6
Cs-合計 50.0±7.70 29.4±1.3
結果は、ゲルマの170.0%の数値でした。
ふじみーるの測定器では、土や砂などは高めに表示されます。Cs-134の数値は、ビスマスの影響で特に高く出ます。土や砂ではCs-134の数値の信頼性は、ありません。そこで比較的ビスマスの影響を受けにくいCs-137に注目します。
以下は、その計算結果です。
ゲルマと数値の比較をしてみました。ゲルマの結果を元にした「補正値」を計算します。
ふじみーる ゲルマ
Cs-137=28.2×0.723=20.4 20.4±0.7
Cs-134=20.4×0.402 =8.2 9.0±0.6
Cs-合計 28.6±6.3 29.4±1.3
ゲルマとの差は、誤差の範囲内です。
ゲルマ測定の結果から、以上の「補正値」を求めました。
*Cs-134は、補正値より求めたCs-137の数値に、半減期によるCs-137に対するCs-134の比率を掛けて求めました。
ふじみーるの測定器で、砂や土壌を測定する時にCs-137が28.2Bq/kgの時に適用する新しい「補正値」です。これでゲルマの数値に近い結果を推定できます。検出数値の増減に合わせて、「補正値」も増減させます。(かなり適当ですが・・・一応表も作っています。)
以上、素人が考えた「補正値」でした。
ゲルマの結果です。(アイメジャー信州放射能ラボ様にお願いしました。)